トップページ (Top Page)概要 (Introduction)"研究紹介 (Research Subjects)講義ノート (Lecture Notes)活動(Activities)リンク (Links)連絡先 (Access)


研究紹介>環境>街路

積雪寒冷地における視覚障がい者の単独歩行に関する研究 (その1、その2、その3)
<日本建築学会計画系論文集,(その1)pp. 783-790, 2013年4月,(その2).pp. 659-667,2014年 9月, (その3) pp. 2653-2660, 2014年12月>
福田 菜々,大野 隆造,那須 聖
  積雪寒冷地で生活する視覚障がい者にとって、冬季の単独での街路歩行は、多くの危険を伴うものであり、不便を強いられている。夏季であれば利用できる誘導ブロックも雪に埋もれ、手がかりとして有効に活用できない。また、積雪により縁石が覆われ、車道と歩道との区別が付かず、いつの間にか車道に出てしまったり、歩道の雪山を避けて歩くうちに、進行方向を誤まってしまうことも少なくない。加えて、冬季の周囲環境は天候や除雪、排雪作業により日々変化するという点で、視覚障がい者の単独歩行は難易度が上がり、外出を控える人も多い。
 本研究は、視覚障がい者と周囲環境との生態心理学的な関係性を活かし、音サインにより季節による周囲環境の変化に左右されにくい新しい歩行環境のデザインを目指したものである。
詳しくはこちらをご覧ください → 論文集PDF その1、  その2 その3

街路景観の連続性に及ぼす建物群の形態と歩行者の見方による影響

<日本建築学会 大会学術講演梗概集, pp. 1069-1070,2015年 9月>余漾, 大澤昭彦, 大野隆造

 従来の景観評価は、立面図等の静止画を用いた議論が多いが、歩行者の見方によって評価の影響要因は異なると考えられる。
 本研究では、既成市街地に新設された建物による景観の連続性に焦点をあて、実際の街並み を線画化した三次元モデルで街路を作成し、異なる見方による影響を、動画評価実験で明らかにすることを目 的とする。
 実験は、建物群の形態を4つの変数(高さ、間口、窓割り、壁面後退距離)を変化させた一棟の建 物を実際の街路に挿入し、動画を用いて2種の見方(街路と並行/垂直の視線方向、以下<平行><正対>と 呼ぶ)で被験者にそれぞれの連続性について評価させた。これらにより、異なる見方による街路の物理的特性 と連続性の評価との定量的な関係を明らかにする。
 その結果、本研究により1)街並みによって<正対>と< 平行>の見方による評価の違いが存在すること、2)<正対>の場合は、単体建物の高さが影響すること、< 平行>の場合では、壁面後退距離の変化が影響することが明らかになった。3)隣接する建物間に差異の大き な物理的特性の数が多いほど、その建物による街路全体の連続性を阻害する程度が大きいと評価されることが 明らかになった。
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

キャリーバッグ等の利用者が周辺歩行者の回避行動に及ぼす影響

<日本建築学会大会 学術講演梗概集, Pp.639-640, 2012年 9月> 金子いづみ, 大澤昭彦, 大野隆造

  本研究では、キャリーバッグ等を持った歩行者に対する回避行動を把握することを目的とする。実際の街路でキャリーバッグ等を持った実験協力者に対する周辺歩行者の軌跡を撮影した。
 その結果、回避者の行動を@協力者A協力者と周辺歩行者、の影響を受けるに分けられ、協力者に対し回避者が@対向、A追越、B横切で分類できた。@ - @では、ベビーカーと荷物無を比較すると、協力者横方向に300mm、協力者前方に3000mm ほど離れて回避する。@ - Aではキャリーバッグ大を後ろに引く場合は荷物無と比べ、協力者後方に1400mm ほど距離をとって回避する。@ - Bではキャリーバッグ大を後ろに引くと荷物無を比較すると、協力者の進行方向に平均で約550mm の違いがあり、有意差が確認できた。Aでは、周辺歩行者によって回避距離を狭められ、接触の危険性があることが明らかになった。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF → 技術報告集PDF

 


夜間街路の音環境が歩行者の不安感に与える影響

<2012年 9月,日本建築学会大会 学術講演梗概集(D) Pp.115-116> 松田徳子, 諫川輝之, 大澤昭彦, 大野隆造

 本研究は、夜間の低照度街路における音環境が歩行者の不安感に与える影響を実験によって明らかにすることを目的とする。実験方法として、被験者に音声をヘッドホンで流し、大型スクリーン上の映像を提示し、夜間街路を歩行しているという状況をイメージさせ、刺激提示に対し、「とても不安」から「とても安心」までの7段階で評定させ、その上で評定の理由も自由回答で尋ねた。被験者は大学院生の男女各18 名とし、提示場面としては、商店街・公園・住宅街の3 か所、音声刺激としては選定された13 種の音声刺激を用いた。
 実験の結果、歩行者は「足音(歩)」「足音(走)」が聞こえる状況で特に不安を感じやすく、車両が通過したり、無音の状態でも不安を感じることがわかった。被験者の性別に着目すると男性より女性の方が不安を感じやすい傾向がみられた。また、音声刺激と組み合わせた場所によっても不安の感じ方が異なり、やや公園で不安を感じやすいようであった。夜間街路において歩行者がどのような音環境に対して不安を感じるのかを示し、その不安感が歩行者の着目する情報とそこから連想される状況によって説明できることが明らかになった。
 
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF


分岐点における角街路の期待度と来街者の経路選択に関する研究

<日本建築学会大会 学術講演梗概集 Pp.841-842,2012年 9月> 斎藤寛彰, 大澤昭彦, 大野隆造

 本研究は、街路分岐点においてその先に目的とする業種の店舗の存在に対する期待の度合を「期待度」と定義し、分岐点で得られる視覚情報と期待度の関係、及び期待度と経路選択行動の関係を分析することで、期待度によって都市空間における回遊行動を説明することを目的とする。
 下北沢を実験対象地として、まず、「期待度評定実験」により各分岐点に接続している各方向の街路の期待度を求め、その後実験対象地内で「回遊実験」を行い、期待度の評価と回遊行動の関係を検討した。「期待度評定実験」は対象地内の86 箇所の分岐点に接続している全299 の街路を撮影し、L 判印刷の写真を用い、対象地に不慣れな学生24 名を被験者として、期待度を10 段階で評価させた。回遊実験については、被験者6 名で合計12 回の回遊行動を記録し、経路選択データを得た上で、期待度の大きさと経路選択の関係、期待度の差の大きさと経路選択の関係、回遊時の直進性の傾向などを分析した。結果として、各街路の期待度を定量化し、各分岐点における期待度の差を検討することにより、簡易的に各地点での来街者の経路選択を予測することができる可能性が示唆された。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

街路空間における歩行時の心理状況が分岐点での経路選択に及ぼす影響(その1、その2)

<2011年8月,日本建築学会大会 学術講演梗概集(E-1)pp. 885-888>  諫川輝之、大野 隆造

 街路の分岐点における経路選択は、歩行者の置かれている状況によって異なる傾向を示すと予想される。人は行動に必要な情報を周囲の環境から得ているが、状況が異なれば取得しやすい情報の種類も変化し、それが経路選択の差異として現れてくるものと考えられる。経路選択については、これまで多くの研究がなされてきたが、人の置かれた状況による差異については明らかになっていない。
 本研究では、緊急時・目的遂行時・散策時の3 種類の状況を想定したシナリオを与え、それぞれの状況が経路選択にどのように影響するのかを検討した。様々な環境条件をもつY 字型街路の映像を没入型三面スクリーンに提示して経路選択のシミュレーション実験を行ない、状況ごとに選択されやすい経路が異なること、またそれは環境から得る情報の違いとして説明できることを明らかにした。
 
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF その1 その2

 


層的構成として捉えた街並みの視覚的特徴の定量的記述法

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(E-1), Pp.817−818, 2009年 8月> 古荘佳子 、大野隆造

 街並みを視覚的に特徴付けている要素がどれくらい街並みの特徴に影響しているのかを定量的に表すことができれば、街並みの視覚的な特徴について、より明確な議論ができると考えられる。しかし、これまでの定量的に表そうとする研究は大きく分けて2つあるが、どちらも客観的に街並み全体を捉えることと議論への利用のしやすさとの両立が叶っていない。
 本研究では、その両立が叶う、街並みの定量的記述方法を提案した。街並みを層的構成として捉え、層別に構成要素の大きさと数を計測することで、街並みの特徴を示すことができるということと、視覚的な特徴が類似している街並みにはある層の記述内容に類似性が見られるということがわかった。
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

地図の記載情報が現在地の同定に及ぼす影響
<日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1)pp. 31-32,2009年8月> 小林 航、大野 隆造
 人は道に迷った際に、地図を用いて現在地を把握する。地図上での現在地の把握のしやすさは、地図を扱う個人、地図に記載されている情報、現在地同定を行う際の場所の特徴により異なると思われるが、本研究はその中でも地図の記載情報と場所の特徴との関係に着目した。
 地図に記載すべき情報が場所に応じて異なる可能性が示されれば、より分かりやすい地図作成の一助となるであろう。実空間にて行った実験の結果、地図の記載情報の増加に伴い現在地同定のしやすさが変化すること、しかし変化の仕方は場所により異なり、場所の特徴が関わっていることを明らかにした。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF 

施設の立地環境に対する個人のスキーマに関する研究

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1)pp. 115-118,2008年9月> 前田 百合香、大野 隆造

 初めて訪れる街で駅や銀行等といった施設を探す際、地図や標識を見たり人に尋ねたりする他に、探している施設がありそうだと感じる街路環境のイメージを想起して目的地の方向を予測することがある。このイメージは過去の経験から獲得・形成された対象の捉え方であり、認知心理学ではスキーマと呼ばれている。しかし、慣れ親しんだ街並みとは様子が異なる場合、たとえば海外の都市へ行ったときなど、個人の持つスキーマがその土地の街並みには当てはまらず、道に迷いやすいことが考えられる。
 本研究では、スキーマが施設の存在する場所の分かりやすさに関係すると考え、都市施設の立地環境に関わるスキーマの存在を確認し、スキーマに関わる環境中の要素を探る。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF


歩行移動時の距離知覚に及ぼす経路の形状と周辺環境の影響

<日本建築学会計画系論文集 No.580,Pp.79-,2004年6月> 片山めぐみ,大野隆造,添田昌志

 本研究では、曲折角度およびT字路などの交差点の形状に注目し、これらと‘情報負荷’を与えると予想される「自動車交通量」および「経路幅」、「視覚情報量」の距離知覚に対する影響について、実際の街路における実験によって確かめた。また、確かめられた各要因の影響の程度について、主観的に等距離と判断される物理的距離の差によって定量的に求めた。
 結果として、「直角曲折」を含む経路と「経路幅」の狭い経路、「自動車交通量」の多い経路の距離が長く知覚されることが確かめられた。同時に、これらの要因は、各要因が単独に変化する経路においては多くの人に同様の影響を与えるが、要因同士が混在する経路においてはそれらのうちのどれが影響を及ぼすかは人によって異なることが明らかになった。距離知覚との関係が確かめられた以上の3要因の影響の程度について、直角曲折と交通量の増加を含む経路においては±8〜9%の距離差、交通量の減少する経路および経路幅の広がる経路においては±5%前後の距離差があった場合にいずれの要因も含まない経路と同等に感じられるという結果が得られた。

詳しくはこちらをご覧ください → 論文集PDF


視覚的な意識の広がりと街路空間の評価の関係
   (その3) 建築的付加要素による圧迫感の軽減

東工大精密工学研究所佐藤研究室製作 D-Vision

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1),Pp.713-714, 2003年 9月> 添田昌志,大野隆造

 現代の都市空間は建築物の高層化や過密化が進んでおり、人が周辺の建築から圧迫感を受けるなど心地よくない場合も多い。本報では前報の結果を踏まえ、高層建築による圧迫感を建築的付加要素によって軽減する可能性について実験的に検証し、高層で大規模な街路空間を心地よいものとするためのデザイン手法を提案することを目的とする。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF その3



視覚的な意識の広がりと街路空間の評価の関係
   
(その1) 空間の物理的特性と心理評価との関係
   (その2) 意識される視空間との関係

  <日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1),Pp.813-816, 2002年 8月> 米本由佳,添田昌志,大野隆造

 建築物の高層化や大規模化が進む現代の都市空間は、人間の体に対してあまりにも巨大で心地良くないものが多く なっており、これらをより親しみやすい空間にすることが求められている。
 本研究は、街路幅や建物高さといった空間の物理的な寸法と心理的評価との関係を 明らかにした上 で、高層で大規模な街路空間を心地よいものとするデザイン手法として、アーケードや庇などの建築的付加要素によって意識される視空間 の広がりを限定することの有効性について実験的に検討することを目的とする。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF その1 その2



街路景観に関するデザインガイドライン規定項目の有効性
<日本建築学会大会学術講演梗概集(E-1), Pp.909-910,2002年8月> 中島光平、添田昌志、大野隆造

 近年、市街地の景観に関わるデザインガイドラインを定め て建物のデザインを物理的に統制し、街並みのアイデンティ ティを付与する試みが行われている。更地から街全体を計画する際に定められる開発型のガイドラインでは 、建物の色、開口部の大きさ、高さ等の建築的諸元を具体的に規 定しているが、種々の規定項目には明確な根拠がなく、計画事例によってその定められ方はまちまちである。
 本研究は、開発型のデザインガイドラインにおける種々の規定項目が、街路景観の統一感や多様さなどの心理的評価に及ぼす影響をシミュレーション実験によって明らかにし、デザインガイドライン規定項目の有効性を検討することを目的とする。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF


移動時の自己運動感覚による場所の記憶に関する研究

<日本建築学会計画系論文集 No.560,Pp.173-178,2002年10月> 大野隆造,中安美生,添田昌志

 我々は場所を記憶する時、様々な情報を手がかりとしている。街路周辺にあらわれる看板や建物といった断片的な 視覚的要素は、「図」として意識され、地点の目印として記憶されている。一方その背景となる路面や地形的な変化 などは「地」として常に連続的に存在し、曲折や上下動と いった移動の感覚を通して、記憶の重要な手がかりを与え ている。 本研究では、この自己の運動感覚に基づいたシークエンシャルな移動の記憶に着目し、もう一つの記憶要因である経路周辺の視覚情報と対比的に捉え、場所の記憶における役割について、記憶の減衰も含め実験的に明らかにすることを目的とする。

詳しくはこちらをご覧ください → 論文集PDF


通い慣れた屋外経路における歩行者の距離認知に関する研究
<日本建築学会計画系論文集 No.549, Pp.193-198,2001年 11月> 片山めぐみ,大野隆造
 本研究は、通い慣れた屋外経路における距離認知に影響する環境要因を明らかにすることを目的とし、 大学への通学路を対象としたアンケート調査を行った。
 結果として、坂は上りが長く、下りが短く認知されるが、 階段は上り下りどちらも長く認知される傾向があり、人・自転車の多いところは長く、商店や樹木の多いところは 短く認知される傾向があること、また、閉鎖的な空間を通ってきた場合、開放的なところは短く認知される傾向を 明らかにし、PCによって定量的に計測・記述した経路周辺の物理的要素との比較した結果、距離認知に影響する要因 として「エネルギー負荷」、「情報負荷」、「多様な情報」、「開放・閉鎖感」を示した。

詳しくはこちらをご覧ください → 論文集PDF

環境要素としての人の流れや滞留が経路認知に及ぼす影響

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(E-1),Pp.827-828,2000年 9月> 大澤昭彦,青木宏文,添田昌志,大野隆造

 本研究は、動的な環境要素としての歩行者が経路認知に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、コンピュータグラフィックスによって作成した、街路上を人が歩いたり留まっている仮想空間において経路探索行動実験を行った。
 その結果、多くの人は経路上に人の流れがある場合にはそれによって経路を記憶すること、人の流れがノイズとなり周辺の固定的な環境要素の記憶を阻害する場合があること、人が滞留することによってその場所の記憶が強化される場合があることが明らかになった。
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

環境視情報の計測に基づく街路空間の分節化に関する研究(その1〜3)
<日本建築学会大会学術講演梗概集(E-1) Pp.941-946,1998年 9月> 長谷川諭、小林美紀、大野隆造

 本研究は、街路空間を対象に、そこでのシークエンシャルな空間体験を環境視情報の変化によって説明することを目的としている。
 まず、実際の街路空間において、人は、物理的に連続した街路空間を雰囲気の違ったいくつかの空間に分節化して捉えていることを実験により示した。
 次に、人が街路空間から受容する環境視情報(建物、樹木、天空などが見える量)をパーソナルコンピュータを用いて計測し、その結果と先の実験結果とを照合し、人が空間を分節化する際の要因を求めた。
 最後に、以上の分析から求めた関係の妥当性を、街路模型と視環境シミュレータを用いて、街路上の空間構成要素を操作した印象評価実験により検証した。その結果、環境視情報の変化の様子から空間の分節化が予測可能であることを示した。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

視環境シミュレーションによる経路探索の方略に関する研究

<日本建築学会計画系論文集 No.512, Pp.73-78,1998年 10月> 添田昌志,大野隆造

 本研究は、人が経路を記憶・探索する際の方略が、 「環境のあり方」と「個人」によって異なることを明らかにする事を目的とし、 視環境シミュレーターおよび、空間構成により経路上の視覚的情報源を変化させた 3種類の街路模型を用いた経路探索行動実験を行った。
 その結果、被験者の描いたスケッチマップ や経路探索行動軌跡などの分析から、経路の記憶に際しては周辺環境の変化に応じて利用する情報を変化させる人と、 周辺環境の変化にも関わらずある特定の情報のみに固執する人がいることが明らかになった。また、事前に経路に関して 明確に把握していない場合でも、実際にその場まで行き情報を得る事により、正しい経路を選択できる場合があるが、その可否は、 その場で得られる情報の種類と個人によって異なることも明らかになった。

  
詳しくはこちらをご覧ください → 論文集PDF

街路空間の視覚的特徴が経路認知に及ぼす影響

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(E), Pp.1089-1090,1994年 9月> 添田昌志,園田浩一 ,大野隆造

  本研究は、街路空間の視覚的特徴が経路探索行動に及ぼす影響を実験的に明らかにすることを目的とする。
 そこで、街路模型及びその中を自由に歩行できるシミュレータを用い、空間構成要素を系統的に変化させて、 経路記憶・探索行動実験を行い、その探索行動の軌跡を分析した。
 その結果、街路上の視覚的特徴によって経路記憶の 難易がある程度影響されるものの、経路探索のパフォーマンスには大きな個人差があることが明らかになった。

詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF

TOPへ

Back