研究紹介>環境>広場・公園
屋外での遊び場面における父親と乳幼児の関わり方に関する研究 (その1、その2) |
<日本建築学会大会 学術講演梗概集, pp. 653-654,2014年 9月>菊竹諒子, 添田昌志, 大澤昭彦, 大野隆造 |
本研究は、父親と子どもの重要な関わりの一つである遊び場面に焦点を当て、そこでの父と子の行動に及ぼす遊び環境の影響を明らかにすることを目的としている。
調査方法として、まずは父子の遊び場面を抽出するために観察調査を行い、観察で得られた遊び場面を、父子の接触度として身体的接触、感覚的交流の2点と、それとは別に父親の遊び方の創造性の観点から点数付けして、それから「インタラクティブ性」を定義し、点数をつけた。そこで、観察で得られた全遊び場面を以上の方法を用いて評価し、インタラクティブ性の異なる
18場面を抽出し、アンケート調査で父親自身に遊び場面を評価してもらった。
アンケート調査は、父親の子どもとの関わり方の違いによって、遊びに対する父親の評価が異なることを把握することを目的として行った。 その結果、一般的に「インタラクティブ性」が高い遊びほど、父親の評価が高いことがわかった。しかし、父
親の子どもとの関わり方によりその評価は異なり、遊び方がわかる・遊び方がわからない、の2つのグループに分けてみると、遊び方がわかるグループの方が、遊びに対して意欲が高く、長く続けられ、インタラクティブ性の高い遊びに対する評価が高いことがわかった。
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF その1、 その2
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商業地域における建物と街路の境界にある空間の構成と利用に関する研究 |
<日本建築学会大会 学術講演梗概集(E-1)pp. 767-768,2010年 9月> 岸 雅之,坪田 慎介,大野 隆造
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特定の居場所がない来訪者にとって、商業地域内の公的なオープンスペースのような空間は重要である。建物と街路との間にある外部空間を境界空間として捉え、その空間構成に着目し、滞留行動を調査することで、空間構成と滞留行動の関係を明らかにすることを目的とする。境界空間は、敷地境界線と建物の間にある不特定多数の公衆に開放された外部空間で、地上階レベルとした。滞留している人の行動内容と集まり方を観察し、調査日/
時間ごとに記録し、滞留位置、行動内容、集合形式を平面図上にプロットした。
その結果、“待ち合わせ” “携帯電話” “会話” はストリートファニチャがある場所で行われやすく、“待ち合わせ” “会話” は街路境界領域にある看板・サイン付近で行われやすい等の傾向がみられた。商業地域における建物がもつオープンスペースでの滞留時間には、平面形状と配置されているストリートファニチャ等の付加要素が関係していることを明らかにした。
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF |
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屋外広場における滞在者の配置と着座選好度の関係(その1、その2)
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<日本建築学会大会 学術講演梗概集D-1, Pp805−808, 2005年 9月> 近藤良久、片山めぐみ、添田昌志、大野隆造
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街の広場などの不特定多数の人が利用する公共の空間に留まるときには、多くの他者と空間を共有しなければならない。居場所を選択するにあたっても、空間の特性だけではなく、空間を共有する他者との関係を考慮しつつ行っていることは経験的に明らかである。このように公共の空間では、空間を共有する他者が環境を構成する要素として利用者の心理や行動に大きく影響する。人が空間を共有する他者を環境を構成する要素としてどのようにとらえ行動しているかを知ることは、多くの人が快適に共有することができる公共の空間のしつらえを計画するうえで大切である。本研究では街の屋外広場における着座地点の選択に着目し、空間を共有する滞在者の分布が、着座場所の評価に与える影響について明らかにする。着座地点選択行動に関する研究の中で滞在者の影響に関して述べたものの多くは、観察から着座地点の選択に与える滞在者の影響を統計的に分析している。本研究では実験により着座者個々の主観的な場所の評価を定量的に明らかにする点で既往の研究とは異なる
詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF その1 その2
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時間経過により変化する着座者の分布が新たな着座場所選択に及ぼす影響(その1,2)
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<日本建築学会大会 学術講演梗概集D-1, Pp.763-766, 1999年 9月> 今井拓也、大野隆造
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その1
公共空間において座席を選択するような場合、これまでは自身のパーソナルスペースを確保するために他者を避けて選択するものとされていた。しかし見知らぬ他者の存在は、常に否定的に働くわけではなく、「賑わい」や「安心感」などとと表現されるように、時には人を引きつける働きをしていることが観察される。
本研究では、都市公園における滞在者の分布と着座行動を時間を追って記録し、人の存在が別の人を誘引する現象を定量的に捉えることを目的としている。着座行動を時系列的に分析することで、着座回数の平均値では捉えることができなかった、着座場所と周辺滞在者のダイナミックな関係を把握する。本編では調査の概要を示している。
その2
前編で記述した滞在者の分布と新たな着座場所とを元に、本編では都市公園における滞在者の分布と新たに選択された着座場所の空間的な関係を時系列に分析している。その結果、選択された着座場所の周囲には他者に滞在して欲しくない領域があり、その外側に他者に滞在して欲しい領域があることが分かった。こうした他者を誘引するような距離や人数は、場所によって異なるものであり、都市公園の物理的な特徴や座面の位置関係に依存していることが示された。
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時間経過に伴う状況の変化が待ち合わせ行動に及ぼす影響(その1,2)
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<日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1) Pp.681-684, 1997年 9月> 関元 規子,大野隆造
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本研究では、人間の行動を、時間経過に伴い変化する環境と心理状態から捉え、その関係を表記し、明らかすることを目的とし、時間的な条件を持つ待ち合わせ行動を取り上げ、待ち合わせ場所での行動の軌跡、変化していく環境を記録し、さらにその場所の利用経験や相手の来る方向等の初期情報および場所の選択理由のインタビュー調査を行ない、環境の変化および行動とそれにより推測される心理状態の変化を、時間軸上で分類・表記した。
初期情報量の違いによる行動の差異、待ち合わせ場所の空間構成による影響等を示すことにより、様々な環境の変化や潜在的欲求が人間の行動に及ぼす影響を明らかにした。
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屋外空間における着座行動からみた環境―行動系に関する研究(その1,2) |
<日本建築学会大会 学術講演梗概集(D-1) Pp.685-
688, 1997年 9月> 阿部泰浩,林 司,大野隆造
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本研究は人間行動とそれに影響を及ぼす種々の環境要因との関係を明らかにし、 それによって空間の特質を視覚的に表現して、設計を支援する一手段を提示すること
を目的としている。
ケーススタディとして、多様な環境−行動関係が観察される屋外 での着座場所選択行動に着目し、都市小公園における観察調査を実施した。調査結果 をもとに着座行動とそれに影響を及ぼすと考えられる環境要因(視覚的な空間の広が
り・歩行者の流れ・着座面の状態)との関係を明らかにするため、コンピュータを用 いこれらの要因の定量化、視覚化を試みた。
その結果、着座行動がそれらの要因と人 の着座目的によって異なることが示された。
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詳しくはこちらをご覧ください → 梗概集PDF
市街地の小空間における滞在行動に関する研究 |
<日本建築学会大会
学術講演梗概集(E) Pp.1071-1072, 1994年 9月> 西 正樹,大野隆造
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本研究は、市街地の小空間における人々の滞在行動を分析し、場所選択の要因を明らかにして、計画の基礎資料とすることを目的とする。
ビデオカメラを用いて神戸三ノ宮北広場の撮影調査を行ない、ビデオ映像をもとに滞在者基本デ-タを作成する。このデ-タをもとにコンピュ-タを用いて、滞在者相互間の関係、滞在目的、グル-プ構成人数が滞在場所の選択に及ぼす影響を分析した。
その結果選択される滞在場所は、滞在者の特性や相互関係によって説明されることを示した。 |
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