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研究紹介>心理・行動コンセプト>環境マネジメント> 防犯性

居住環境における防犯性とその他の生活の質のトレードオフ
  (その1)  防犯性の評価
  (その2) トレードオフ関係の分析

<日本建築学会大会 学術講演梗概集(E-2),Pp.27-31,2002年8月> 大日方宏行,添田昌志,大野隆造

 本研究は、住居と街路における防犯性能の高さが、プライバシーの確保やデザインの好みなどと いった「生活の質」とトレードオフ関係にあることを、合成写真を用いた住民に対する評価実験から示し、住民の居住環境の現状と住環境に対する意識との関係 を明らかにすることを目的としている。

詳しくはこちらをご覧ください → 大会梗概集PDF その1 その2


屋外公共空間に対する 心理的支配に関する研究

<日本建築学会計画系論文集 No.529, Pp.133-139,2000年 3月> 
小林茂雄,箭内亮一,大野隆造

 本研究は、独立住宅が近隣空間に及ぼす心理的支配が、どのような物理的要因によって形成さ れているかについて検討し ている。
 住宅展示場における4つの住宅を対象とし、昼間と夜間の2つの時間帯において、16名の被験者に心理的支配を評価させる実験を行った。実験の結 果、心理的支配は全体的に住宅の視覚像の大きさと関係づけられたことから、各観察点における住宅外観、掃き出し窓、玄関の立体角の大きさを計測し、それら と心理的支配との関連について検討した。
 その結果、心理的支配に与える各構成要素の効果は、個人により異なることが示された。また夜間の心理的支配は、昼 間の要因の他に、観察点を照射する光の強さと、対象住宅の開口部から表出する光の強さの2つが加わることが示された。

詳しくはこちらをご覧ください → 論文集

住民の視覚的相互作用を考慮した集合住宅の配置計画に関する研究(その1)

<日本建築学会計画系論文集 No.467,Pp.145-151,1995年 1月> 大野隆造、近藤美紀

 
  本研究は、集合住宅の各住戸におけるプライバシ-や屋外通路における犯罪に対する不安感などの主観的評価が、それらの地点に注がれ得る視線の多少(視 線輻射量)の関数として捉えられると考え、その関数関係を求めて、そのような心理的影響を考慮した集両住宅の配置計画を支援することを目的とし、防犯・安 全性についてのアンケ-ト調査結果との関係を分析した。
 その結果、住民相互の見張りとしてのポジティブな意味での視線量が不足している場所に不安を 感じる傾向が明らかになり、防犯性を視線量によって論じる妥当性を示した。

詳しくはこちらをご覧ください → 論文集

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